映画『ブルーに生まれついて』感想 【歯を失ってもなお、ジャズに生きた男】
今回はジャズミュージシャン、チェット・ベイカーの転落と再生を描いた『ブルーに生まれついて』を取り上げます。
(C)New Real Films / Lumanity Productions / Black Hangar Studios / Barnstormer Productions / Creation Film and Television / Productivity Media / 2015
『ブルーに生まれついて』(2015)天才ジャズミュージシャン、チェット・ベイカーの転落と苦悩。アゴを砕かれ、前歯を失ってもなおジャズに生き、再生する陰には、ある一人の女性がいた…
満足度 80%
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映画『ぼくの名前はズッキーニ』考察・メイキング 【愛に飢える子どもたちの現実】
(C)RITA PRODUCTIONS / BLUE SPIRIT PRODUCTIONS / GEBEKA FILMS / KNM / RTS SSR / FRANCE 3 CINEMA / RHONES-ALPES CINEMA / HELIUM FILMS / 2016
『ぼくの名前はズッキーニ』(2016)母子家庭のズッキーニは、不慮の事故で母親を亡くし孤児院で暮らすことになる。クラスメイト達もまた、それぞれ複雑な事情を抱えていて、ズッキーニは心の痛みを仲間と分かち合い、助け合うようになっていく。
満足度 75%
- ストップモーションだからこそ
- 「ズッキーニ」に込められた意味
- 不思議な造形
- メイキング紹介
映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』感想・メイキング 【ダンケルク戦いの裏側で】
映画『立ち去った女』感想・考察 【4時間超!冤罪で失われた30年の果てに】
記念すべき一本目。
どうせなら今年一番最初にみた作品にしようと思ったのですが、思い返せば今年一本目の鑑賞作品はホドロフスキー監督の『エンドレス・ポエトリー』(2016)でした。
ハードルたっか!
ということで、一作目に選出したのがこちら。
冤罪で投獄され、30年もの間を刑務所で過ごしてきたホラシアは、ある日、彼女を陥れた黒幕がかつての恋人・ロドリゴだと知る。釈放後、彼女は30年で失ったものの大きさを知り、復讐を心に決めるが……
満足度 85%
- 圧巻!驚異の228分!
- 『神は真実を見そなわす』より
- 「バロット」ってなに?
- ラヴ・ディアス監督、次回作は?